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箕輪厚介×西野亮廣のアイデア#6株式会社ニシノコンサルで学んだこと

こんにちは、えーすけです。

 

28日の21時に放送された6回目の株式会社ニシノコンサルを簡単にまとめたいと思います。

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https://gxyt4.app.goo.gl/K6TYp

 

今回は2つのテーマに対して、キンコン西野さんと幻冬舎の箕輪さんが対談形式で話をするものでした。 

 

テーマ
①世の中のニュースに対して勝手にビジネスアイデアを出す
②番組に届いた依頼に具体的にアイデアを出す

 

最初のオープニングトークから箕輪節が炸裂していました(笑)


箕輪さん
本でAmazonランキング1位はちょっとだけ頑張れば取れる。
努力量も違うが、多くの場合、発想が違っており戦い方のルールを間違っている。

(発売5日で5万部)
今まではネットは隔離されていた空間で低く見られていたが、今ではネットがリアルな世の中を動かすようになった。
例えばAmazonで1位を取れば、その事をチェックしている書店員さんが本屋の目立つところに並べる。
つまりネットで火をつけることができれば、リアルな世の中での初速を上げることに繋がる。

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

 

 

西野さん
日本の99.9%が田舎である。
世の中の人はクラファンすら知らない。
オンラインサロンやクラファンを宗教と言い揶揄している時点で遅れすぎていて愕然とする。

 

オープニングトークからアクセル全開でした。

 

今回のアシスタントさんのメモです。

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①世の中のニュースに対して勝手にビジネスアイデアを出す

 

1つ目のニュースは注文の仕方で値段が変わると話題になった居酒屋

 

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1.『売上の上がらない居酒屋の改善策を考える』

 

箕輪さん
この方法でバズるのは好きじゃない。
こんなの酒が美味しく飲めない。
逆にお客との間に壁を作ってしまっている。
バスるのはわかるが、長続きはしないと思う。


西野さん
ワンバズで終わり、集客には繋がらないと思う。


箕輪さん
フォロワー数に応じて値段を変える美容室があり、10000人以上ならむしろ払うという事例がある。
本質的ではないが、構造的に絶対バズる
「私ってフォロワー多いのよ」と言いたいが為に切る。
インフルエンス力のある人こそ絡んでくるので、異常なほどバズる。
もともと実力がある人だから、うまくいってるが本質的にあまり意味はなく、一回のにんにく注射みたいなもの。

 

人軸で考える


西野さん
先日、自分のサロンに入っている人のところで髪を切った。
応援してくれる人のところでお金を落としたいし、共通言語があるから、美容室特有のジャブみたいな会話がなく最初から盛り上がる。
どの店もうまいし、不味くて高いという店はなくなってきている。
美容室も全体的にクオリティが高くなっているのでハズレが少ない。
クオリティが上がり均一化されていく世の中では『どの店』→『誰の店』に選択方法が変わっていくはず。
つまりこれからの社会は『人軸』での考えが重要になる。


今の地図は物理的な距離で描かれている
しかし時間軸で考えると大きく変わる
例えば東京から群馬の山奥と沖縄だと沖縄の方が近い。
すると地図は大きく変わる。
そこにこれからは人軸を当てはまるようになる。
駅から3分の知らない人の店より、駅から5分でも知っている人の店を選ぶようになる。
すると外国でも現地を案内してくれる人がいれば、近くになるという論理。


箕輪さん
人軸の考えは100%その通り。
「この人が言うなら」という考えは信者ビジネスと揶揄されがちだが、今後はそれが当たり前になる。
世界から見たら日本も固まった経済圏だし、宇宙人からみたら地球人の活動は内輪の話。
これからは、いかに皆が信用出来る経済圏を作るかの勝負であり、その点でオンラインサロンは非常に面白い。
未だに胡散臭いと言う人はジジイすぎる。


結論するとこれからの集客は『人』が大切ということ

 

 


2.『自虐以外にどんなPR方法があるか』 


2つ目は「ガツンとみかんガリガリ君より売れていないのに20周年と言う自虐プロモがSNSで話題になり、過去最高の売上を記録した」というもの

 

箕輪さん
自虐はSNSでは当たり前の話。
SNSでは余白と弱いものが強い。
ただ、自虐も本音で余白がいいという普遍は変わらないが、これでバズるのは終わると思う。
 

ダメなものは売らない

 

西野さん

売れないものは捨てた方がいい。

仮に小手先で売れても続かないし、ずっとその苦労を背負っていかなければいけない。

貧乏劇団の劇団員の友達例にとると、面白くても、面白くなくても売らないといけない、チケットノルマはやめるべき。

面白くない作品のチケットを売った時、「私は面白くない」と宣伝しているようなもの。

つまりお金と時間をかけて信用を失っている。

面白くないものは借金をしても売ってはダメ。

 

箕輪さん

今回のケースに当てはまるかはわからないが、『売らない』と言う解決策はありだと思う。

ラーメン屋で「今日のスープは美味しくできなかったので売らない」や、ビジネス書で「今回納得いく作品にならなかったので売らない」とすれば、次に対する期待が高まり、次の時は売れる。

方法論にしてしまうと陳腐だが、ルーティンを回す為に世に出すのではなく、本当に納得のいった時だけ世に出すということは、信用を重ねていくことでもある。

 

 

②番組に届いた依頼に具体的にアイデアを出す

 

1.自分の商品をもっと売りたいという相談

 

箕輪さん

知らんがな。勝手に作って、勝手に売ってるから、何の思い入れもないから、何も思わない。

これから物を売るには、『圧倒的に人を巻き込む余白コミュニティの設計』か『世界トップのクオリティ』で中間はない。

世界トップのクオリティが難しいなら、制作過程で人を巻き込みコミュニティを作るしかない。

 

西野さん

ホームレスの小谷さんは石でも売る。

その人がグッと好かれてしまえば、商品を買うことが支援になる。

応援をしたいと思われる人間になれれば、ホストのシャンパンのように全てが支援の品になる。

 

圧倒的に想像力に欠けている

 

箕輪さん

 自分が良いと思ったものが、他人も良いと思うと勝手に思い込んではダメ。

全ての上手くいかに物は相手の気持ちを考えていない。

自分の思い入れとは全く切り離して、超冷徹な目で「人は何でこれが欲しいと思うか」を考える必要がある。

 思考力、行動力、努力の全てが不足してる。

宮崎駿鈴木敏夫のように、クリエイターとしての狂気さと、冷静に客観視ができるビジネスライクを自分の中に同居させることが大事。

 

最初は人の信用を借りる

 

西野さん

報われないクリエイターがたくさんいるので、その人たちの為に

『オンラインギャリープペル』というニッチなアプリを作っている。

頑張って世に出したいが、無名な作家の作品はなかなか売れない。

西野さんの過去作品のキャラクターや背景を著作権をフリーにする。

この作家には興味ないけど、『えんとつ町のプペル』のグッズは欲しいという人が買ってくれる。

その流れで買っているうちに、その作家のオリジナルにたどり着くという導線を設計する。

 

箕輪さん

まずは人の信用を借りてから、自分自身(芸の細かさなど)を売り込むことは、いい考えだと思う。

 

2.地域活性化案件について

 

箕輪さん

やらせてくれるのか、良かったら採用してくれるのかが重要。

 

西野さん

廃れた商店街あるあるだが、若い人は盛り上げようとやる気だが、会長世代は静かで平穏にしていて欲しいと思っている。

 

おぞましいほどコミュニティの時代

 

箕輪さん

商店街は、楽天市場にハックされている。

楽天市場をのぞけば、一番おいしい肉や魚がある。

世界一のクオリティの店を謎に集結させるか、グダグダにしてコミュニティの余白設計をして人を集めるかの2パターンがあると思う。

 

西野さん

ずっと盛り上げていくには、人が重要。

あいつがいるなら、行きたいなど、『誰がいるかを可視化』する。

例えば、商店街の全店舗をオンラインサロンで買い取ってみるのも面白い。

どこにあるかは関係なくて人が重要になってくる。

店検索から人検索に変わる。

 

箕輪さん

商店街の店主をオンラインサロンに招待し、サロンメンバーと仲良くなってもらうのもいい方法。

今は、おぞましいまでにコミュニティの時代。

全てがコモディティ化して、機能やクオリティがフラットになると、思想か人間でしか人は動かなくなる。

 

終わり

今回も見ごたえ抜群でした。

キンコン西野さんの優しさや、箕輪節が最高でした。

おぞましいまでにコミュニティの時代。

変化のスピードに乗り遅れないようにしなければと思う回でした。