このブログを見て頂いているということはFP1級に挑戦を考えているか、受験するか迷われている方、またはFPに興味がある方だと思います。
今回の記事では、FP技能検定一級学科試験への挑戦を後押しが出来たら嬉しいと思い書かせて頂きました。
今、受験を迷われている方は難関の試験に果たして受かるのだろうか、という不安が強いのではないかと思います。
正直、かなり難しいと思います。
どんなに徹底的に勉強しても満点は厳しいのではないかと思います。
多分セミナー講師でも満点は厳しいはずです。
ただ満点を取る必要は全くなく、6割取れればOKで4割は間違っても良いのです。
しかも独学でも受かることは全然可能です。
ちなみに参考までに、私は2012年1月試験でFP2級に合格しました。
その後、皆さん同様にFP1級試験に対し漠然と受かる自信がなく受けておらず5年が経過しました。
何の根拠もなく、受けない理由を自分自身で正当化し続けていました。
しかし去年の今頃ふと挑戦しようと思い立ちました。
理由はホリエモンの「ゼロ」を読んだからで、何もない自分にとりあえず何でもいいから1を足したかったからです。
周りに挑戦することを片っ端から宣言し自分の逃げ場をなくし、がむしゃらに勉強し9月の試験に無事合格できました。
正直2級合格からかなりの期間が空いており、1から勉強するような感じでした。
それでも戦略をたて、計画的に勉強したら受かりました。
ですので今もし迷っているのなら、迷う時間が勿体ないので是非挑戦してほしいです。
FP1級は正直、2級とは比較できないほど難しいですが、浅はかな知識とは違い勉強してる過程で勉強したことをアウトプットしていけると思います。
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、私自身、前日勉強した内容を翌日にはアウトプットしていました。
つまり一生懸命勉強さえすれば、挑戦しないよりはるかに今後の人生にプラスに作用すると思います。
*FP試験に限ったことではないですが。
挑戦しろと背中を押すだけでは無責任なので、ここからは自分の戦略を話します。
FP技能検定1級学科の合格率はだいたい10%前後です。
ちなみに私が受けた2017年9月試験は10.7%で直近は2018年1月試験は14.52%でした。
参考までに私の結果です。
ぎりぎりですね(笑)
基礎が自己採点で62点だったので、応用はは76点だったのだと思います。
応用に関しては、答えが間違っていてもプロセスの考え方などで部分点がもらえるので、結果がくるまでわかりませんでした。
それでは戦略の説明をします。4つあります。
- 長期スパンで無理なく計画を立てる
- 応用に可能な限り時間を割く
- ポートフォリオ理論の部分は諦める
- 計算問題は確実に取れるように準備する
この4つです。
1.長期スパンで無理なく計画を立てる
FP技能検定学科試験では最低300時間必要と言われています。
なので遅くとも試験の3か月前から始めれば、月100時間なら可能なので取り組めると考えました。
自分のこだわりで夜は家に帰ったら子供との時間と決めていたので、帰り道にあるカフェで夜8時まで勉強をしてから帰るルールにしていました。
その場合仕事終わりに1時間半~2時間はできます。
プラス朝は1時間出社前に勉強し、土日はAM3時間、PM3時間をカフェで勉強していました。
最後の1か月はそれにプラスαで勉強したのでトータルでは300時間くらいはしました。
途中で体調が優れなく、勉強できない日もあるはずです。
勉強できない可能性に備える必要がありました。
つまり1日の勉強時間をそこまで取らなければ、万が一の際のロスも少なくなると考えました。
そのため、1日でも早く勉強を始めることが、重要で選んだ参考書が
この『みんなが欲しかったシリーズ』です。
9月9日に2018年一回目のFP技能検定一級学科試験が行われますね。
なので6月1日に発売のこのシリーズなら3か月以上はとれると判断し決めました。
よく『きんざい』の参考書じゃないと対応できないという記事を見かけますが、そもそも満点なんてとれないので、このシリーズを徹底的に行えば合格できます。
*正直、見たことない問題も数問出ましたが、関係ないです。
『きんざい』の参考書はこのシリーズより10日以上後に発売だったので、学習期間を重視していた私の選択肢からは外れました。
仮に10日×2時間で20時間も差が出ます。
なのでもしチャレンジする方はこのシリーズでもありかもしれません。
2.応用に可能な限り時間を割く
学科試験は範囲も広く、2級試験に比べ深い知識が必要になります。
なので、基礎の勉強は欠かせません。ただ基礎試験は範囲や出題傾向にばらつきがあり、高得点をとることが非常に難しいです。
一方で応用は、出題傾向がほぼ同じで慣れれば高得点も可能です。
また部分点も考慮してくれるので、対策さえしっかり練れば、7割以上はとれると思います。
実際、私も簡単な勘違いで最終の答えが違うものが数問ありましたが、部分点により7割は超える点数でした。
なので応用対策に時間をかける必要があります。
基礎で6割、応用8割を目指せば間違いなく合格はできるのかと。
最初は2級試験じゃ解いたことのないような問題ばかりですが、問題と解答に一通り目を通せば、法則がわかり簡単に解けるようになります。
私の場合はサッと、テキストを1週読んでからは、応用の問題を基礎の問題と並行して勉強していきました。
3.ポートフォリオ理論の部分は諦める
これは少し大胆な作戦だと思います。
正直、必ずポートフォリオ理論の問題は試験に出ます。
ただこの部分は私にとって1番難しく、勉強も捗りませんでした(-_-;)
なので分散や標準偏差など頻出の問題だけ徹底的に行い、難しい用語は意味を理解せずにその用語の関連ワードだけを勉強しました。
例えばシャープレシオがあればポートフォリオの収益率っという感じで単語どうしを意味もなく覚えました。
つまりポートフォリオ理論は難しすぎるので完璧を求めない方が良い気がします(笑)
これは持論です。
4.計算問題は確実に取れるように準備する
これも応用対策並みに重要です。
基礎編の計算問題は4〜5問は確実に出ます。
また出る内容もほとんどパターン化しています。
また国債の利回りや、PER、自己資本比率などなど2級試験と被る部分がほとんどなので、問題数をこなせば確実に取れる部分です。
普通の文章問題の正誤は絶妙に難しいものが多いため、計算問題は是が非でも落とさないよう心がけてください。
今年度版の直前対策が出たら、是非購入し可能な限り問題をこなしてみてください。
最後になりますが、FP一級は学科さえ受かれば、実技試験は8割受かる試験なので、少し対策を練れば、確実に受かります。
また勉強している過程で取り組んで頂きたいことは、学んだことをすぐアウトプットしてみることです。
それはお客様でも、同僚でも家族でも友人でも良いと思います。
アウトプットすれば定着率は格段に上がりますし、どこを理解していてどこを理解していないかも明確になり、対策が打ちやすいです。
1級学科試験で勉強することは、仕事はもちろんですが自分自身や自分の大切な方たちの役に立つはずです。
このブログがFP1級試験に挑戦をお考えの方の一歩踏み出すきっかけや、参考になれば嬉しいです。
皆さんの合格を心よりお祈りします。
FP1級実技対策について
https://eisuke-dokuritu.hatenablog.com/entry/FP1-zitugi-taisaku
合格後について
https://eisuke-dokuritu.hatenablog.com/entry/FP-syutoku-sikakusikenn