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FPの知識や本から学んだことのアウトプット

22人23脚が象徴する現在の教育

昔、テレビ番組で22人23脚という企画があった。

今の日本の教育をものすごく表しているなって思った。

子供の足を縛って繋げて走る。

それぞれは体格も違うし、走るスピードも違う。

それなのに、この競技では全員と同じ動きをすることが求められる。

決められた動きを決められたスピードで、個々の能力を無視した形で、全員が同時で行うことが求められる。

それを番組ではチームワークと呼んでいた。

しかし、それは違うと思う。

チームワークとはそれぞれにしか出来ない役割をそれぞれが担って、チーム全体の勝利に向かって走ること。

もし全く同じ役割をする人が2人いたら、残念ながらどちらかは不要なのだと思う。

今の世の中は得意を伸ばすことより、苦手を克服させることに目がいきがちだ。

企業はオール3を目指して、結局オール3以下の人材で溢れている。

だから簡単なことでもいいから、今の自分の能力で、チームに貢献できる分野を考える。

間違っても、他人と同じ分野で弱点を埋めようと思ってはいけないのだと思う。

自分にしかできないこと、得意なことに注力して、それを発揮することが大切だ。

もし自分に自信がないなら、まずは自分の得意なことを見つけてそれを磨いていくことから始めてみるといい。

そして、その得意な分野を生かしながら、他の人たちと協力して、お互いの強みを生かすことで、より良い結果を生み出すことができる。

教育においても同じだ。子供たちには、自分にしかできないことを見つけ、それを伸ばすことを促すことが必要だ。

子供たちには、自分の弱点を克服することも大切だが、それよりも、自分の得意なことを伸ばし、自信を持って取り組むことが、将来の成功につながると思う。

つまり、22人23脚のような競技で全員が同じ動きをすることは、個々の能力を無視していると言える。

真のチームワークは、個々の強みを活かしながら、お互いに補完し合うことで、より大きな成果を生み出すことができる。

そのようなチームワークを育むためにも、教育においては個々の能力を尊重し、伸ばしていくことが大切だと思う。