人生の3大支出の一つ住宅資金。
がんばって購入するか、それとも賃貸で生活するか悩みますよね。
今悩んでる人、まだ何も考えていない人、絶対賃貸の方の参考になれば幸いです。
マイホームを購入したいって方にとっては、良い話ではないのですが違った角度で考えてほしいです。
私もずっと悩んでいましたし、身近な人は購入または購入を検討しています。
ただ投資や経済の勉強をしていくうちに、一生賃貸の方がお得との結論に至りました。
そこにはたくさんの理由があります。
特に私が重要と考える5点をあげたいと思います。
- 人口減少が進む中での住宅の在り方
- 家賃を払うならローンを返済する方がマシという誤った考え
- 相続の問題
- 物価との関係
- 住宅購入はれっきとした投資
それではまず
1.【人口減少が進む中での住宅の在り方】から検証します。
人口減少は言うまでもないと思います。
ただ一方でアパートはどんどんたっています(特に地方では)。
アパートの少し歩けばアパートの空室を見かけますよね。
新しいアパートでも近隣により新しいアパートが出来れば家賃を下げないと入居してもらえません。
要するにそれなりのアパートでもこれからどんどん家賃は安くなることが予想できます。
2.【家賃を払うなら、ローンを返済した方がマシと言う誤った考え】についてです。
購入派の主張でよくあるのが、『家賃は払っても何も残らないが、ローンを組めば家が資産として残る』というものです。
確かに残ります。
ほとんどの方が30年近いローンを組むと思います。
要するに残るのは30年近く経過した老朽化した家です。
それって資産なのでしょうか?
リフォームや改修工事を良く見かけます。
固定資産税もかかりますよね。
最近は二階建てを壊して平屋にする建物もよく見かけます。
つまり家はローン支払い後も継続して費用は掛かります。
一方ローンは死ぬまで家賃を払います。
ただ払う相手を変えることができます。
夫婦2人なら1DKで、子供が出来たら2LDK、子供が出たら1LDK、老後は1DKなどライフプランで変えられます。
また近所に変な住人がいた場合引っ越せます。
持ち家を変えるなんて日本じゃ難しいですよね。
3.【相続の問題】について
少し2からの話も影響します。
現在、一人っ子や子のない家庭も増えています。
現在、親世代がなくなった場合に子供夫婦が相続する家の件数は1件以上と言われています。
『1件』ではなく『1件以上』ですよ。
空き家が増えるわけですよね。
それに引き継ぐ家もほとんどの場合が老朽化する家です。
済まない家は負債以外のなんでもありません。
場所が良くて売れる場合もありますが、ほんとに稀で一部地域に限ります。
4.【物価との関係】について
今後、物価が緩やかに上昇するという考えもあります。
土地も上がるかもしれません。
ただ、その土地をほしい人がいなければ価値が上がっても、売れません。
要するに必ずしもインフレと地価が相関するわけではありません。
最後に
5.【住宅はれっきとした投資】についてです。
私は住宅購入を投資と考えています。
投資を30年以上で考えることは危険な考えです。
普通3年先のことを考えるのも難しいです。
簡単な説明ですが参考になりましたでしょうか?
銀行にとって住宅ローンは最大の収益源といっても過言ではありません。
だから不動産業者や銀行員からの勧誘は持ち家の推進です。
一方的な持ち家批判の話になってしまいましたが、持ち家は持ち家の良さもあると思います。
ただ一人でも多くの方に、この記事を読んで一度立ち止まって考える時間を作ってほしいと思い書かせていただきました。
ちなみに参考にさせて頂いた尊敬する、経済評論家の上念司さんの本はより詳しく書いてあります。
『貧乏人は備付家電を買う』『「意識高い系」の家・コーポラティブハウス』『デザイナーズ物件は「住むもの」ではないなど、面白い話から、リーマンショックの原因の『サブプライムローン問題の本当の原因』など知っておいた方が良い話題がたくさんあります。
こちらも参考になれば幸いです。