こんにちは、FPのえーすけです。
新しい発見が出来た『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』について書きたいと思います。
私は地方の金融機関で働いています。
ですので、よりこの本が訴えていることに強く共感が出来たと思います。
ゼロイチで事業を起こす難しさをしり、かつ個人でのM&Aも可能な世の中になってきていることを知れた事はこれからの人生に新しい選択肢を与えてくれました。
そこでこの一冊を地方金融機関の金融マンの視点で読んだ私の感想を述べさせて下さい!
最初の感想は『これホリエモンの本じゃないんだ笑』です。
それはさておき、3つの視点がとても共感出来ました。
それは
- 個人M&Aという選択肢
- 進まない事業承継
- ノウハウの注入
1.個人M&Aという選択肢
今まで個人でM&Aなんて考えたことがなかったです。
同僚や知り合いで独立したいって話は聞きますが、会社を買いたいなんて発想はありませんでした。
しかしこの本に出会い、個人M&Aという新たな選択肢の存在を知れました。
しかも、かなり具体的な方法も載っています。
定年まで、ただひたすら働く事がノーリスクな時代ではなくなりました。
変化の激しい時代だからこそ、選択肢は多く持っていた方が良いと思います。
個人でも会社を買える環境が整いだしているの事はとてもラッキーなことかもしれません!
2.進まない事業承継
現在、多くの中小企業で事業承継が滞っています。
これは地方金融機関で働いているととても強く実感しています。
国でも支援していますが、なかなか効果が出ていないと言うのが正直な感想です‥
そんな状況を見てきて自分にとってこの本で知った、個人M&Aの考えは画期的でワクワクが止まりませんでした。
利益を出し続けてるのに後継者がいないが為に廃業を選ぶ会社は沢山あります。
優良企業の廃業は国の経済にとってマイナスしかありません。
廃業を防ぐ為のある種特効薬になるのが個人M&Aな気がします。
個人M&Aと言う考えが世の中に浸透する為の必読書になる一冊に感じました。
3.ノウハウの注入
地方の中小企業では特にちょっとの工夫で劇的に改善することもあると思います。
例えば会社のHPはあるけど、上手く機能していなかったり、Eコマースが整備されていない取引先がありました。
SEO対策やBASEを活用しただけで、新たな販路が増えました。
少しの工夫や簡単なサービスの活用で改善される事を身をもって体験しました。
多くの地方の中小企業は閉鎖された環境で、外部からのアイディアやノウハウが注入されづらい状況にあると思います。
この本に書いてあるように、それなりの企業で日々当たり前に取り入れているノウハウを中小企業に導入するだけで企業の価値を大幅にあげる事ができると思います。
最後に
これからは終身雇用はもちろん、今勤めている会社が存続するかどうかなんて当てにならない世の中になっていくと思います。
大切なのはパラレルキャリアの考えを持つ事で、ポートフォリオ型の労働でリスクを分散させることだと思います。
これからの変化の激しい世の中に備える為の1つの選択肢として個人M&Aは知っておくべき手段だと思います。
より多くの人にこの本を読んでいただき、共感できたら、嬉しいです!!
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)
- 作者: 三戸政和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/20
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