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企業が伸び悩む共通点は?顧客の姿が見えていない現実

こんにちは!今回は、企業が伸び悩む共通点とその解決策についてお話しします。実は、多くの企業が自社の商品やサービスを売るために必要なことを見失っていることが原因で、なかなか成果が出せていないのです。

その原因は、顧客の姿が見えていないこと。つまり、自社がどのようなお客様に商品・サービスをアピールしているか、誰に向けて売っているのかが曖昧になってしまっている状態です。

そこで、今回は顧客の姿を見つける方法と、その姿を見つけることで得られる効果についてお話しします。企業経営者やマーケティング担当者の方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

伸び悩む企業が抱える共通の問題点として、「顧客を正確に把握できていない」ということが挙げられます。

具体的には、自社の商品やサービスをどのような顧客層にアピールしているのか、誰に向けて販売しているのかが曖昧になってしまっている状態です。このような状況になるのは、経営陣が多忙であり、顧客の姿が見えなくなってしまったからです。

しかしながら、顧客は常に変化し続けており、スマートフォンアプリのクーポンのように、最初は反響があったとしても、やがては当たり前の存在となってしまいます。

商品の便益は「買う理由」であり、独自性は「他社の商品を選ばない理由」です。

例えば、自然派シャンプーを提供している企業は、自社の独自性が「自然派であること」だと考えているかもしれません。

しかしながら、実際には、顧客は「とてもいい香りで、使うと幸せな気分になれるから使い続けている」という点に便益を感じていることがあります。このような場合には、真実は「顧客の声」にあるのです。ただ、企業側は顧客の声を軽視してしまいがちで、「ロイヤルカスタマーの特殊な意見」として、それを無視してしまうこともあります。

商品の便益や独自性を見つけるためには、企業側が考える便益や独自性を前提とするのではなく、「ロイヤルカスタマーが望むものこそが真実である」という認識からスタートすることが重要です。

以上、伸び悩む企業が陥りがちな問題点と、商品の便益や独自性を見つけるためのアプローチについてまとめました。企業側は常に、顧客の声を聞くことが重要であり、その声を軽視してしまうと、今後の発展に大きな障害を生じることがあります。