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「叱ること」は危険な依存症?人の行動に隠された心理とは

なぜ人は叱るのか?依存性と自己効力感について

人は、他人に対して叱る行為をすることがある。その理由は、叱るという行為に依存性があるためだ。叱る行為は、「叱ることのできる自分はえらい」という自己効力感を叱る側にもたらす。そして、この自己効力感によって、叱ることができる自分に満足感を得られることから、叱る行為に依存してしまうのである。

この自己効力感は、他人に対して叱りをかけることでさらに高まる。他人を真剣に叱れるほど、自分は相手のことを想っていると悦に浸ってしまい、それが心理的な報酬になる。このように、叱ることによって自己効力感を得られることで、叱る行為に依存してしまうのである。

また、叱る行為には、相手を支配するという力関係があることも理由の一つである。叱ることで相手を自分の支配下に置くことができるため、支配欲求を満たすことができるのだ。これによって、叱ることによって得られる快感はより強くなる。

以上のように、叱る行為には自己効力感や支配欲求が関係していることがわかった。しかし、叱る行為が依存性を持つことは、相手に嫌われたり、関係が悪化する可能性もあることを忘れてはならない。叱ることが必要な場合には、的確かつ適切な叱り方を心がけ、自己効力感や支配欲求に惑わされず、相手との良好な関係を維持することが大切である。

まとめ
1.叱る行為には、自己効力感や支配欲求が関係している。
2. 叱ることによって自己効力感を得られることで、叱る行為に依存してしまう。
3.叱ることが必要な場合には、相手との良好な関係を維持するために的確かつ適切な叱り方を心がけることが重要。

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