事業をしていく中で、良い時悪い時はどうしても発生してしまうものです。資金繰りが厳しくなってしまう時期もあるかもしれません。そんな際に打ち手を誤ると大きな損失を被る可能性もあります。そこで小規模事業者が資金繰りが厳しい際に取るべき行動の例をあげさせていただきます。
①支払い期日を延ばす
支払い期日を延ばすことで、現金を確保することができます。ただし、支払い期日を遅らせることで信用が損なわれる場合もあるため、相手先との調整が必要です。
②借入れを検討する
銀行や信販会社から借り入れることで、一時的に現金を確保することができます。ただし、返済には利息がかかるため、事前に計画的に借り入れを検討する必要があります。
③固定費を見直す
固定費を見直すことで、無駄なコストを削減することができます。例えば、社員数の削減やオフィスの移転などが挙げられます。
④入金催促を行う
お客様からの入金が滞っている場合は、積極的に入金催促を行うことが大切です。丁寧かつ迅速な対応で、お客様との信頼関係を損なわないようにしましょう。
⑤短期間のキャッシュフロー管理を行う
資金繰りの調整には、短期間のキャッシュフロー管理が有効です。例えば、1週間単位での収支予測や予算管理を行うことで、現金の状況を把握し、調整することができます。
⑥売掛金の割引先を探す
売掛金を早期に現金化するために、割引先を探すことができます。ファクタリングや決済代行サービスを利用することで、現金を手早く確保することができます。
⑦副業を始める
自社事業以外にも、副業を始めることで、収入源を増やすことができます。例えば、フリーランスとしての仕事や、アルバイトを始めるなどが挙げられます。
⑧政府や自治体の支援を受ける
政府や自治体が提供する支援制度を活用することで、資金繰りを支援してもらうことができます。例えば、助成金や融資制度を活用することができます。
以上のように、小規模事業者でも取り組める対策があります。自社の状況や課題を把握し、効果的な対策を講じることが大切です。資金繰りが厳しくなることは、どの事業でも起こり得ることです。しかし、適切な対処法を持っていれば、その苦境を乗り越えることができます。この記事で紹介した小規模事業者が取り組める対策を、ぜひ参考にしていただき、自社の課題を解決していただければ幸いです。
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